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インド india

レー(ラダック)

 たくさんのチベット人が住む町で、小チベットとも呼ばれる。本場のチベットでは、中国政府による侵略と文化革命によって古いチベット寺院(ゴンパ)がほとんど破壊され、現在のほとんどのゴンパは新しく建てかえられたものになってしまっているので、ゴンパを見学するならラダック地方の方が、チベットの歴史を感じられると言われている。

 レーの街の高台には、ストゥーパやパレス、小さなゴンパがある。登るのは一苦労だがそこからレーの街が一望できる。レーの中心部は意外と活気があり、村からやって来た人たちが野菜を売ったりもしている。

 レーを拠点に周辺地域をまわれば、いろんなゴンパを見られる。比較的に気軽に訪れられて印象深いゴンパは、ティクセゴンパ、アルチゴンパ、ラマユルゴンパあたりだろうか。ラマユルはゴンパ自体はたいしたものではないが、村の雰囲気が良いので1泊する価値がある。ラマユルからレーに戻らず、バスを拾ってスリナガル方面へ向かうこともでき、その場合は途中のカルギルという街で1泊することになる。

インド、レーのツェモゴンパ
11月27日

 レー観光の締めくくりとして、王宮よりもさらに高い位置にそびえ立つツェモゴンパへ登った。体が高地に対応しだしているのか思ったよりも疲れない。ツェモゴンパからの眺めは、想像通りの絶景で、タルチョが雰囲気を演出している。名残り惜しくて2時間も座っていた。帰りにポログランドに立ち寄ってみると、ラダックフェスティバルの準備が着々と進められていた。レーの滞在も長くなってきたし、そろそろレーを出発する日のことを考えていかなければならないなぁ。

もうすぐラダックフェスティバル。

スリナガル

 カシミール地方の主要都市。湖に、数え切れないほどのボートハウスが浮かんでいて、このボートハウスに泊まるというのがスリナガル滞在の醍醐味。世界各地でもこういう場所はなかなかない。以前は多くの旅行者がスリナガルを訪れていたらしいが、パキスタンとの関係が悪化してから旅行者の数は大幅に減ってしまい、観光業は現在も完全な供給過多で、客引きがかなりしつこく必死で勧誘してくる。

 飛行機も価格崩れが起こっていて、デリーからのチケットはかなり安く、レーへ向かう旅行者にとっても利用価値はあるかもしれない。スリナガルの街ではあちらこちらで軍人を見かけるが、市民は思ったよりも平和に暮らしている。

インド、シュリナガル
9月11日

 なんとなく落ち着かない日々のスリナガル‥‥。朝からバスのチケットを予約しに行った。そのあと、いろいろとお世話になった日本人の方が泊まっているボートハウスに顔を出し、出発前の挨拶のつもりだったが、ついつい長居してしまい、一緒に小舟を出してダル湖をのんびり周ったりもした。一緒にアディルさんの店で晩飯を食べ、宿に帰る。やはりスリナガルはいいところだ。

スリナガルのダル湖満喫。

アムリトサル

 ゴールデンテンプルというシーク教の寺院があり、朝から晩まで参拝する人が絶えない。シーク教徒は頭に布のようなものを被るのが習わしのため、ゴールデンテンプルに入る者は、全員が頭に布のようなものを被る必要があるが、寺院の周りで被る布を安く買うことができるので、事前に用意する必要はない。寺院は不思議な雰囲気が流れており、ミルクでゴールデンテンプル全体を洗い流すなど、奇妙なイベントもあるらしい。

 ゴールデンテンプルでは質素だが毎日無料の食事が参拝者に提供されており、その懐の深さには驚かされる。また、寺院の目の前に外国人参拝者専用の宿泊施設があり、お布施を払うことで利用できる。相部屋に泊まることになるので、衛生面や部屋の雰囲気など、泊まるかどうかは自分の目で確かめてから決めるべし。

 パキスタンとの国境がアムリトサルの先にあり、国境が開く時間に合わせて朝出発すれば、確実に明るいうちにラホールへ到着できる。

アムリトサルのゴールデンテンプル
9月13日

 バスは早朝の4時にアムリトサルに着いた。辺りはまだ真っ暗。サイクルリキシャーでゴールデンテンプルを目指すが、右も左もわからなず、完全にドライバー任せ。何とか辿り着き、料金とバクシーシを払って外国人巡礼者用の宿泊施設に泊まる。宿に泊まっていた旅行者の人からパキスタン情報をいろいろと教えてもらい、一緒にゴールデンテンプルで無償で提供される食事を食べに行った。早朝のゴールデンテンプル巡礼はなかなかいい。夜も巡礼して、寝る。明日はパキスタン入国。楽しみ。

アムリトサルからパキスタンへ。

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