ミャンマー Myanmar
旧首都:ヤンゴン
通貨 :チャット
軍事政権の国
軍事政権の独裁国家ミャンマー。この国の問題の根底にはすべて軍事政権が原因である。独裁国家というイメージからか、他のアジア諸国に比べて外国人旅行者は少ない。外国人立ち入りを禁止地域がたくさんあり、外国人は基本的に空路で出入国しなければならない。
ビルマは資源が豊富な国であり、産業を築きつつあったが、現軍事政権のクーデターにより、全てが狂ったという。一説によると、タイよりもずっと豊かな国になるはずだったらしい。アメリカによる経済制裁が行われているため、コカコーラやマルボロ、ハイネケンといったグローバルな商品でさえタイからの輸入品以外、見ることができない。
また人権問題もしばしば取り挙げられている。もちろん国民は軍事政権を良く思っておらず、自分の国の名前を「ビルマ」と呼び続けている人も多い。
ビルマには、バガン遺跡群という素晴らしく見応えのある遺跡がある。遺跡の上から眺める景色が素晴らしく、毎日、遺跡の上に登って朝日や夕日を見たくなる。巨大なスケールの遺跡にもかかわらず観光客の数は少なく、一人占めしているような気分を味わいつつ遺跡群の中を自転車でのんびりと走るのが気持ちいい。
ビルマ人は優しくて他人を尊重し合う民族性を持っている。ロンジーというサロンのようなものを身につけていたり、タナカという日焼け止めのようなものをほっぺたに塗っていたり、独特の文化を感じられる部分もたくさん残っている。ビルマ人は仏教の信仰が強く、パゴダと呼ばれるお寺へお参りするのが日常の生活の一部であり、街には必ずいくつかのお寺が存在する。ヤンゴンの「シェイダゴンパゴダ」はミャンマー最大の寺院であり、参拝客が絶えない。パゴダは静かでのんびりとした場所であり、座っていると時間を忘れてしまう。
ミャンマーの食事に関してはどれもこれも油っこいので、ローカルの屋台は避けて、ちょっと高くてもツーリストが集まる評判の良いレストランで食事した方が無難。