topdestinationsパキスタン > ラホール、フンザ、ギルギット、マスツージ

パキスタン pakistan

ラホール

 国境を越えてパキスタンとインドを行き来するには、ラホールには必ず訪れることになる。居心地が悪い街ではないが、特にこれといった見物は少ないので、両替やチケットの手配を手早く済ませて、フンザなどで長く時間を過ごした方がいいような気がする。

 ゲイや泥棒宿など、危ないホテルの都市伝説のようなものが語り継がれている街でもあり、ほとんどの外国人旅行者が“リーガル・インターネット・イン”という安心できる宿を利用する。宿泊客が一杯の場合は屋上などで寝ることになる。

 アムリトサルからボーダー行きのバスに乗り、パキスタンを目指す。アタリという町でバスを乗り換えなければならないと聞いていたが、国境までノンストップでバスは走ってくれた。インド側のイミグレーションのパソコントラブルで1時間以上待たされた。パキまでは歩いて入国。カラフルな服を着たローカルの人達が荷物を運んで国境間を行き来し、立派に物流を担っている。
 パキスタンの入国審査はすぐに終わり、あっさり入国するがラホールへ向かうバスを長い間待った。バスは日本メーカーのもので、男性と女性は完全に分かれて乗車する。ラホールではリーガルインターネットインの屋上に泊まることになり、両替に奔走するがどこも開いておらず断念。晩飯の時に少し散歩して、蚊に悩まされながら寝た。

インドから国境を越えてパキスタンへ。

フンザ

 パキスタンを旅行するほとんどの日本人が、フンザを目指す。フンザだけのためにパキスタンへ入国する人もいる。フンザに辿り着くまでは、長時間の移動に少々くたびれるが、美しい山に囲まれたフンザの環境が疲れを癒してくれる。フンザから氷河などへトレッキングに出かける人も多い。季節によってはリンゴやあんずをそこらで見ることができて、食べ放題とも言える状況になる。

 日本人に人気のコショーサンゲストハウスや、ハイダーインなどの宿は、夕食の時間になれば宿泊者全員が集まって食べるスタイルで、宿で出会った旅行者同士で会話をしながら料理を食べる。パキスタンにインドから来た人、イランから来た人、中央アジアから来た人、中国から来た人、それぞれ色んな話を聞けて楽しい。出てくる料理がまたおいしい。

パキスタン、フンザに住むおばあさん。
2月19日

 いつもどおり朝食をハイダーインで食べた後、コショーサンゲストハウスでみんなとしゃべりながらパチカの練習をしていた。全員で昼食を食べに出かけ、ショッピングをして、アイスクリームを食べながらゲストハウスに戻った。宿に帰ってからはのんびりと過ごし、晩飯を食べてから紅の豚鑑賞会を開いた。途中でいきなり具合が悪くなった人がいてちょっと大騒ぎになったが、とりあえずシャワーを浴びて何事もなかったように爆睡した。

フンザでプチ沈没。

ギルギット

 パキスタン北部の街であり、ここからバスを乗り換えてそれぞれの目的地へ向かうことになる。ギルギット自体は悪くない街であるが、周辺にもっと魅力的な場所があるため通過する旅行者が多い。

 

 フンザを出ると決心し、パッキングをしてからハイダーインで朝食を食べた。みんなと少し話をして、昼食を食べた後、韓国人の王さんと一緒にギルギットヘ向かう。アリアバードまでスズキに乗り、そこからミニバスに乗り換えるが、ギュウギュウ詰めでかなり疲れた。ギルギットは完全にラマダーン中で店がほとんど閉まっている。唯一開いていた、パキスタン人が泊まるホテルのレストランでなんとか飯を食べれた。

ラマダーン初体験。

マスツージ

  ギルギット、チトラール間を移動するには、バスのダイヤの関係で、マスツージで1泊しなければならない。バスが止まる場所周辺にゲストハウスがあり、夕食なども注文できるので心配は要らない。真面目な弟と不真面目な兄の兄弟が迎えてくれる。

 

 朝早く起きて、バス停に向かう。バス停には通りすがりのおっさんが案内してくれてかなり助かった。バスは来ておらず、オフィスも開いてなかった。ラマダーンのため、バスはシャンドール峠を休憩なし昼飯なしで走り、予定よりもマスツージに早く着いた。ゲストハウスのオーナーが宿まで案内してくれて、オーナーの兄が手厚く迎えてくれた。マスツージは寒いけど、オーナー兄弟はなかなかいい人たちだ。

ラマダーン中のオアシス。

inserted by FC2 system