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シリア Syria

ダマスカス

 シリアの首都で、シリアの南部に位置する。ヨルダンとの中継地点とり、だいたいの旅行者にとって通過点になる。他のシリアの町と比べると宿の値段が高いので、ちょっと長居しにくいかもしれない。ダマスカスの歴史的な構造物が世界遺産に登録されており、ウマイヤド・モスクなどが有名。散歩がてら、これらの建造物やスークも見て回わるのは楽しい。イスラエルが爆撃し廃墟となった町が近郊にあり、見学に訪れることもできる。

 起きたら8時25分で、8時半に朝食の約束をしていたため少し焦った。サンドイッチを食べてタクシーでバス停に向かい、ダマスカス行きのバスに乗る。ダマスカスへは3時間ほど。
 ダマスカスは首都だけあってでかい。宿を決めて昼飯を食べて、オールドシティーを散策する。オールドシティーは適当に歩いて、いろんなスークをうろついた。ウマイヤドモスクに入り、イランに続きここでも、ムスリムの人の泣きながら祈る姿を見られた。やはり圧巻。インターネットをしたあと、夕食を食べに出てケバブライスを食べた。

ダマスカス観光。

アレッポ

 シリア第2の都市で、トルコの国境に近い。その名の通りアレッポ石鹸の生産地で、アレッポ石鹸はこの地でひとつひとつ長い月日をかけて作られる。アレッポ石鹸の生産工場で直接買うこともできるらしい。

 古代都市アレッポとして世界遺産に登録されており、中世のお城の跡地であるアレッポ城はアレッポの象徴的な建造物。これは完全に残されているものではないが、中世の雰囲気を味わうことがきるし、高台にあるのでアレッポの街を一望することができる。

 街にはスークもあって、町歩きをするのにはなかなか楽しい街。

シリア、アレッポ城からの景色
10月29日

 ガイド本に載っているサンドイッチ屋でファラフェルを食べて、オレンジサイダーを飲む。合わせて50円くらい。やっぱり安い国は落ち着く。アレッポ城やスークを観光し、ピザとパンを買い食いした。それからもフルーツジュースやケバブサンドイッチを食べて、かなり自由に過ごした。バスのチケットを調べて、宿に帰る。晩飯は日本人5人で一緒に食べ、部屋も日本人のプロの広告カメラマンとシェアした。

アレッポで息抜き。

パルミラ

 パルミラには、パルミラ遺跡という中世の時代を感じさせる世界遺産の遺跡がある。パルミラ遺跡はギリシャのパルテノン神殿のような雰囲気があるが、知名度が低いからかパルミラに立ち寄らず通過してしまう人も少なくない。おそらくこれはヨルダンのペトラ遺跡やエジプトのピラミッドなど、近隣の国々でもっと有名で大規模な遺跡が見られるからであろうが、観光をしないでシリアを通過するというのは少し悲しい。

 パルミラ遺跡は、期待せずにふらっと立ち寄るくらいの気持ちで訪れると悪くない遺跡だ。入場料はなし。ただ、街があまりいい雰囲気ではないので、町歩きはあまり楽しくない。

シリア、パルミラ遺跡の入り口
10月31日

 パルミラ遺跡の観光へ、9時に宿を出る。ラクダと客引きがたくさんいる。遺跡は思った以上に良くて、青空が遺跡を引き立てる。結局、遺跡の一番奥まで周り、満足して宿に帰る。昼飯にフライドチキンとポテトの店い入ったら、ボリューム満点で幸せな気持ちになった。予約していたタクシーで、アラブ城の夕日を見に行くが、城も夕日もいまひとつ。夜はホテルのオーナーのお母さん手作り料理を食べた。

パルミラはなんだか楽しい。

ハマ

 のんびりとした街で、大きな水車が有名。昼間はシリア人の少年達が水車にのぼって遊んでいたが、夜には綺麗にライトアップされる。ここからクラック・デ・シュバリエという保存状態の良い中世のお城へ出かけることができる。クラック・デ・シュバリエは世界遺産に登録されており、観光客でにぎわっている。お城の中を歩いていると、冒険しているような気分になり、なかなか楽しい。城の上から一望できてなかなか気持ちがいい。

 クラック・デ・シュバリエまでのバスは人数が集まれば出発するタイプで、気長に待つことになる。

シリア、クラックデシュバリエからの景色
11月4日

 朝7時に出発の準備は整い、日本人3人でクラックデシュバリエに向かう。ハマからホムス、ホムスからクラックデシュバリエとセルビスを乗り継ぐ。ホムスで1時間以上、乗客の人数が集まるのを待つことになったが、それ以外はスムーズに行ったと言える。
 クラックデシュバリエは予想通りの城だった。特に大きな感動はなかったけど、ガッカリもしなかった。宿に着いたら雨が降ってきた。チキンを食べて、インターネットをして、いろんな人にメールを送って、カナダ人と少ししゃべって、眠った。

「クラックデシュバリエ」は名前が長い。

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